啓源会計事務所(公認会計士・税理士)

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英国雇用主の責任

特に説明しない限り、本内容は2022年4月6日から2023年4月15日までの期間に適用されます。


雇用主の責任


1 PAYE(Pay As You Earn)登録


雇用主は従業員を雇って始めてから、英国の歳入関税庁(HMRC)に登録を申請し、最初の給与支給日までに登録を完了する必要があります。申請後、一般的には5営業日以内にHMRCの発行した雇用主PAYE番号を取得します。特別な状況を除き、その番号は3桁のHMRCオフィス番号と唯一の参照番号で構成されます(例えば、123/AB45678)。


2 年金の自動加入(Auto Enrolment)


年金の自動加入は英国政府が導入した方法です。その目的は、雇用主の協力のもとで定年後の貯蓄が合理的に租税回避をすることについて従業員を支援し、国民年金への従業員の依存を減らすことです。


時間がかかるため、雇用主ができるだけ早く年金制度を選択することをお勧めします。雇用主は自ら年金制度を選択するほかに、専門家のアドバイスを求めることもできます。


年金制度を選択する前に、雇用主はいくつかの要素を検討してから決定する必要があります。例えば、保険が全ての従業員に適用されるか否か、費用がいくらであるか、最適な優遇税制を従業員に提供するか否か、自社の給与支給システムに適用されるか否かです。


3 雇用主賠償責任保険(Employer Liability Insurance)


雇用主になった直後に雇用主賠償責任保険に加入する必要があります。その保険は認可された保険会社によって提供され、又は保険金額は500万ポンド超でなければなりません。従業員は仕事により病気又はけがを受けた場合、雇用者賠償責任保険が補償されます。


雇用主は雇用主賠償責任保険に加入していない場合、1日あたり2,500ポンド以下の罰金に処します。さらに、政府に検査された場合、雇用主は有効な雇用主賠償責任保険証を提示しなかったり、提示を拒否したりした場合、1,000ポンドの罰金に処します。



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