啓源会計事務所(公認会計士・税理士)

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マーシャル諸島会社の特徴

マーシャル諸島国際商業会社(以下「マーシャル諸島会社」という)とは、マーシャル諸島の商業会社法(Marshall Islands Business Corporations Act)に基づいて設立される株式会社です。


1. マーシャル諸島の基本情報


1.1 地理位置


マーシャル諸島は北太平洋の赤道近くに位置し、米国との自由連合の1つであり、その首都及び最大の都市がマジュロ(Majuro)です。


1.2 人口


マーシャル人は人口が70,000人を超え、1,156の島で構成されている29の珊瑚環礁に分散・定住しています。現地の公用語はマーシャル語及び英語です。


1.3 政治


マーシャル諸島は議会共和制の共和国であり、米国と自由連合を確立しています。マーシャル諸島の法律は米国の現行のコモンローの規定及び手続きに従って策定されています。


1.4 金融


『自由連合盟約』により、マーシャル諸島は米国の金融市場と密接に関連しており、その通貨も米ドルを優先しています。


2. マーシャル諸島会社の特徴


2.1 税務


マーシャル諸島の非居住者が設立される現地会社は全ての税金が免除されます。


2.2 商号


マーシャル諸島会社の名称はローマ字で表記でき、英語区に翻訳できる限り、どの言語に設定することができます。


政府の特別な許可を取得しない限り、マーシャル諸島会社の名称には信託(trust)、パートナーシップ(partnership)、賭博(gaming)、財団(foundation)、銀行(bank)、保険(insurance)、学会(establishment)等の用語が含まれることができません。


2.3 登録住所


マーシャル諸島会社の登録住所はマーシャル諸島にある必要があります。登録住所を除き、その他の現地要件はありません。


2.4 株主と取締役


現地の商業会社法により、マーシャル諸島会社は1人の株主及び取締役が必要です。株主及び取締役は国籍又は設立国・地域を問わず、自然人でも法人でもなれます。


2.5 年次申告


マーシャル諸島会社は毎年ライセンス費用を政府に納付する必要がありますが、年次申告書を政府に提出する必要がありません。


2.6 財務諸表


マーシャル諸島会社は財務諸表を提出する必要がありませんが、会社の経営状況を記録している財務諸表又は会計帳簿を保存しなければなりません。財務諸表又は会計帳簿は世界中のどこでも保管できます。


2.7 登録資本


マーシャル諸島会社の登録資本の最低限度額はありません。その標準額は50,000米ドルです。



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