啓源会計事務所(公認会計士・税理士)

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台湾のAPEC・ビジネス・トラベル・カードの申請案内(1)

啓源のブログ

アジア太平洋地域の経済・貿易活動の発展を促進し、域内のビジネス連携を強化するため、アジア太平洋経済協力(APEC)のAPEC・ビジネス・トラベル・カード(以下、「ABTC」)制度は、アジア太平洋地域への頻繁な往来を必要とするビジネスパーソンに対し、台湾への迅速な入国・出国手続きや短期滞在のビジネス旅程を提供し、毎回の入出国に伴う煩雑なビザ手続きを免除するものです。


当該制度は、ビジネス旅行カード保有者に5年間の有効期間を提供し、APECの19の参加国・地域に向け、台湾への出入国及びビザ手続きを簡素化します。保有者は、空港の専用レーンを利用して迅速な入国手続きを行うことができるほか、参加国・地域の事前審査(Pre-clearance)の対象となり、その後一定期間、ビザなしで短期滞在が可能となります。これにより、ビジネスパーソンはより柔軟に計画を立てることができるようになり、ビジネスチャンスを捉え、タイムリーな意思決定を行うことが可能になります。必要に応じて、申請者が直接現地で業務を行う必要がある場合でも、ビザ申請に時間を費やすことなく、即座に旅程を手配できるため、APECでの業務処理がより早く便利になります。


台湾の外交部門が申請を受理した後、ABTCは19の参加国・地域それぞれのオンライン個別審査を経る必要があります。各地域の審査期間は異なり、一概には言えませんが、約3~6ヶ月かかります。また、至急処理は設けられていません。実際の審査期間は個々のケースや各参加国・地域の審査の進捗状況によって異なります。


1. 制度内容


本制度で申請するカードは、APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)、通称「APEC CARD」又は「APECビジネスカード」であり、有効期間が5年間です。ABTCは、ビジネスパーソンを対象としており、複数回の出入国が可能で、1回の入国につき最長3ヶ月間の滞在が認められます(各参加国・地域の承認期間には違いがあります)。

2024年9月現在、APECにはオーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムの計19の参加国・地域があります。また、米国とカナダは暫定参加国です。


所持者はAPEC参加国・地域内を自由に行き来することができ、各参加国・地域への渡航ごとに事前審査を受けることが可能で、最長3ヶ月間のビザ免除滞在が認められます。所持者は、ABTC制度参加国・地域へ渡航する場合、事前承認の有無にかかわらず、所定の場所に専用レーンを通って入国審査を受けることができ、簡略化された入国手続きのみで済むため、入国・出国時の待ち時間を大幅に短縮できます。


所持者は台湾、米国、カナダに入国する際、空港内の専用レーンを利用することはできるものの、有効なパスポート及びビザの提示を含む通常の入国手続きを行う必要があります。つまり、所持者はビザの優遇措置を受けるわけではなく、入国手続きの簡素化のみが享受できるということです。


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