啓源会計事務所(公認会計士・税理士)

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英国会社の年次申告について(一)

2016年以前、英国企業は「Annual Return」と呼ばれる年次申告書を提出する必要がありました。その後、「Confirmation Statement(確認申告書)」に改名されました。年次申告書と比べて、確認申告書は役割が同じですが、提出がより速くて簡単です。


確認申告書を提出する主な目的は、会社の登記所に登記されている情報が最新かつ正確であることを確認することです。英国会社は、会社の管理層、所有権、活動状況、財務・資本状況などを開示する必要があります。


全ての英国会社は少なくとも12ヶ月以内に確認申告書を会社登記所に提出しなければなりません。確認申告書を提出する前に、会社は登記変更を提出しない変更があるか否かを確認する必要があります。


確認申告書に記載される重要な情報には、社名、会社登記番号、登録住所が含まれます。株主の情報、標準産業分類(SIC)、資本申告(Statement of Capital Information)の変更は、変更する日から14日以内に個別に提出され、又は確認申告書とともに提出されることができます。株主へ新株を発行する場合、発行する日から1ヶ月以内に会社登記所に届出を提出する必要があります。その他の変更の場合、個別に書類を作成し、変更する日から14日以内に提出しなければなりません。


規定に従わず、確認申告書の提出期限を守らない場合、会社の評判、信用及び利害関係者との交渉に悪い影響を及ぼす恐れがあります。引き続き確認申告書を提出しなかったり、又は虚偽申告をしたりする場合、会社は登記所から登記抹消され、それにより潜在的な法務リスクが生じる可能性もあります。


啓源のプロコンサルタントは、英国会社の確認申告書の提出代行、及び会社情報変更の登記代行を提供しております。


1. 確認申告書


確認申告書は、英国において設立される有限会社、有限責任パートナーシップ、休眠会社、貿易外取引会社(non-trading companies)が少なくとも12ヶ月以内に会社登記所に提出する法的文書です。提出する主な目的は、会社の登記所に登記されている情報が最新かつ正確であることを確認することです。


確認申告書は、利害関係者、潜在的な投資者及び一般の人々に会社の重要情報を開示します。


2. 確認申告書の主要内容


(1) 会社情報:社名、登記番号、会社形態


(2) 登録住所:会社の登録住所(政府からの郵便物を受けられるレンタル住所が必要)


(3) SICコード:会社の事業活動を区分する標準産業分類コード


(4) 登録資本金:発行済み株式数、額面金額、直近1回の申告からの変更を含む会社の株主資本の情報


(5) 株主:会社の株を保有する個人又は法人の氏名(名称)、株式の数や種類


(6) 会社管理層:取締役や秘書役などの会社高級管理職の情報


(7) 実質的支配者:会社の株・議決権の25%以上を保有する株主、及び会社の管理層や取締役に対して重大な支配力や影響力を持つ個人



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