啓源会計事務所(公認会計士・税理士)

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カリフォルニア州LLC設立について


カリフォルニア州のLLC設立についてご紹介します。


カリフォルニア州のLLCはその経営業務が農業、アルコール飲料、航空、銃器・弾薬、野生動植物、商業漁業、海上輸送、採鉱及びボーリング等の規制業種に属する場合には、ビジネスライセンス又は許可を別途申請する必要があります。


LLC基本構造


カリフォルニア州LLC設立の最低限の要求は以下の通りです。
(1) 最低1名の会社発起人(メンバーでもマネージャーでも可)
(2) 最低1名のメンバー(国籍を問わず、法人でも自然人でも可)
(3) 最低1名の自然人である取締役
(4) 最低1名の自然人であるマネージャー(CEO/CFO/秘書)
(5) 取締役又はマネージャーは会社の代表として法的書類に署名し、且つ議事録を作成する


必要書類


米国カリフォルニア州LLCの設立に以下の書類と情報が必要です。
(1) 優先順位を付けた予定の会社名を2~3つご提供ください。
(2) 各メンバー、取締役、マネージャー(及び秘書(もしあれば))のパスポートのコピー、及び住所証明書類(直近3ヶ月以内の公共料金の領収書又は銀行取引明細書)。メンバーが法人の場合、その設立証明書類及び登録住所をご提供ください。
(3) 登録資本金額(もしあれば)及び持分比率(メンバーが複数いる場合)
(4) LLCの主要業務の簡単な説明(提供するサービス又は販売する製品、顧客及びサプライヤー所在地等)
(5) 営業開始日
(6) 予定の従業員数(適用される場合)


上記米国カリフォルニア州LLCのメンバー、取締役、及びマネージャーの身分証明書類及び住所証明書類は、公証役場の公証人、弁護士、公認会計士又は銀行マネージャーに認証されることが必要です。


登記書類一式(登録完了後に得られる法的書類)


米国カリフォルニア州LLCの設立後、下記の法的書類が得られます。
(1) 政府の印鑑が押された基本定款(Articles of Organization)
(2) カリフォルニア州の標準版の運営契約(Operating Agreement)1部
(3) 政府の印鑑が押されたStatement of Information(情報報告書)
(4) 会社名がある金属印1個 
(5) 議事録帳、メンバー名簿、取締役名簿及び株式引受人名簿(適用される場合)等
(6) 第一回メンバー会議の議事録
(7) 株券(空白、未発行株)10枚 
(8) 雇用主番号(EIN)(適用される場合)
(9) 在職証明書及び認証済の設立証明書類(適用される場合)


年次更新


米国カリフォルニア州のLLCは州務長官室に設立登記を完了した後、米国カリフォルニア州LLC法の各規定(会計証憑及び勘定科目内訳書の保存、法人税申告書の提出等)に従わなければなりません。LLCは毎年Statement of Information(情報報告書)を提出し、且つフランチャイズ税を申告・支払う必要があります。前述はカリフォルニア州の年次更新に対する基本的な要求です。



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